現在リリカルなのはの二次創作と日記を掲載。そのうちオリジナルの恋愛物も書くかも……
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まさかの○○入り『紅』~『妖』 (随時追加)
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空の少年22~命の軽さ~
「跳べる?」

「大丈夫です。座標も送ってもらいましたし、そう距離もありません」

サリエルに演算支援を頼めば、それこそ一瞬で行ける。

リンディの問いにクイントから伝えられた場所を設定しながら黒煉は答えた。

「私も行くから、少し待って」
空の少年21~信念の剣~
 飾り気の無い管理局本局の廊下を、リンディ・ハラオウンは古くからの親友と二人歩いていた。目的地ははっきりと決まっているようで、その足取りは迷う素振りを見せず淡々と冷たい反響音を木霊させていた。

「一体何の用かしらね、レティの方では何か聞いてる?」

「私もまだ何も。とりあえず執務室に来て欲しいってことだったから、行けば嫌でもわかるでしょう」

 突然の同僚からの呼び出しに疑問を抱きながらも、彼女の言葉の通り行かなければ分からないことだと自分を納得させて足を動かした。
空の少年20~氷海の騎士~
少年は自らが暮らすその街を最低だと思っていた。

ゴミ溜めのような視界に入れることすら拒否したくなる街並みはもちろんのことだが、なによりそこに生きる人間の目が嫌いだった。

誰の目にも将来の希望なんてものは映っておらず、その色はどす黒く濁って、その中にあるのは腐りきった絶望だけだった。

年老いた者の中には過去と現在のどうしようもない落差を嘆く者もいたが、彼が物心ついたころには街は既に今と変わらぬ様相を呈しており、老人達の昔語りは所詮夢物語に過ぎなかった。
空の少年19~Re:Start 新しい風景~
静かに、目の前で構える少女を見つめ、そして自らも半身になって受ける体勢を整える。

剣を持った場合は別だが、素手ならば彼はどんな場合でも特別な構えらしい構えは持たない。

何かしら目的を持った体勢というのは、むしろそれ以外の動きを制限してしまい、想定外の状況に対処できなくなってしまう。

にもかかわらず、あえて構えてみせているのは、これは自分ではなく少女のための訓練だから。
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